『パトリス・ルコントのドゴラ』を見ました。

実は家人がカンボジアに出掛けているあいだにDVDを借りてきました。『パトリス・ルコントのドゴラ』です。カンボジアを舞台にしたドキュメンタリーというか、映像詩とでも言うべき作品です。ルコントはエチエンヌ・ペリションの音楽「DOGORA」とカンボジアの人々の生命力に感動して、二つの要素を結び付けた映像を作り上げようと考えたようです。音楽に乗せて言葉のない映像が醸し出す生命感の躍動を表現しています。
稲刈りや洗車などの労働に従事する女性たちの映像、自転車のハンドルにとまったテントウ虫のアップの映像、子供たちのつぶらな、しかもうつろな瞳の映像などが胸に迫ります。どのショットも完璧に決まっています。(別所沼の枯れ葉の写真を撮ってみました。)