S先生にお会いして挨拶をしました。

takuzemi2007-11-29

何とも寒い朝になりました。空もどんよりとした黒雲に覆われて寒々とした雰囲気です。コートを着て首をすくめて越谷に移動しました。・・・大学の正門の前で車に乗った男性に声を掛けられました。見れば芥川龍之介の権威のS先生です。もう文教大学を退職なさっていますが、今日は図書館に本を返しに来たとのことで、私に声を掛けてくれたのです。現役時代の先生は大変な勉強家で、夏休みの間も朝の5時過ぎには研究室に入っていることが守衛室の「研究室カギ貸し出し表」で一目瞭然なのですね。これは『芥川龍之介事典』の編集に没頭なさっていたころだったと思いますが、一見、肩の力を抜いて、いつもにこやかで温厚な自然体の先生に私は「殺気」を感じていたものでした。