『パリのランデブー』の第3話を見てみました。

takuzemi2007-11-30

1限、2限のフランス語はどちらのクラスでもエリック・ロメールの『パリのランデブー』の第3話を見てみました。ピカソ美術館を舞台に赤いカーディガンの女に言い寄る画家の心理がコミカルに描かれています。青を基調にしたアトリエに並ぶ青を基調にした画家の作品の中に最後に描き込まれる赤のイメージが「無駄ではなかった一日」を物語っています。エッリク・ロメールを楽しむには大人の感性が必要なのかも知れません。内容が理解できなくて居眠りしてしまった学生諸君も皆無ではありませんでした。(^0^;;;
1限ではビデオの後に読章を一章読み上げてテクストを丸ごと一冊読み上げました。2限もディアローグの部分を読み上げて次回は文法の説明に重点を置くことにしました。
学生食堂では3限の授業に出ているY君と向かい合わせの席になりました。Y君は高校時代からなかなか面白い体験を重ねている様子です。今日は話を聞く聞き役になりました。・・・3限は「えすかるご」の最終章のディアローグを読了しました。小林恭二さんと井川遥さんがパリの街でパリジェンヌの女子高校生を集めて句会を開くという面白いビデオを少々見ました。この番組に通訳として登場する関口涼子さんは改行のない散文詩を書く詩人です。France Cultureでは漱石の俳句の話をもちろんフランス語で話していたのを聞いた記憶があります。大変に実力のある方だと思います。