「レポートを5本書くと思えば、大丈夫、書けますよ」

4限は授業がありません。研究室で一息ついていたら中国文学科のN君が遊びに来ました。近況を聞きながらお喋りを楽しみました。卒業論文をまとめているところだと言います。添付用の資料をスキャンしたいと言います。私のコンピュータが空いているので使ってもらいました。・・・N君に卒論の執筆状況を聞いたら意外に明るい答えが返ってきました。「レポートを5本書くと思えば、大丈夫、書けますよ」と言うのですね。なるほどアウトラインと章立てを決めてしまえば、一つの章を一つのレポートと見立てて書いていけば書けますね。なかなか面白い発想ではありませんか。
5限の3年生のゼミでは漱石のテクストの精読作業と取り組んでいます。先ずはO君、Kさん、もう一人のKさんの三人が『三四郎』の第7章について報告してくれました。美禰子が送ってきた葉書を三四郎が読んで、あれこれと思いを巡らす場面などです。もう一方の『夢十夜』の方は時間が足りなくて慌ただしい輪読になってしまいました。またの機会に深読みの時間を取りましょう。
帰路は武蔵浦和の須原屋に立ち寄りました。釜池豊秋先生の『糖質ゼロの食事術』(実業之日本社)が発売されていたので買い求めました。マリーズ・ブリュモン著・三野博司訳『『星の王子さま』を学ぶ人のために』(世界思想社)も買っておきました。(721教室の窓の眺めも秋から冬へと移りつつあります。)