バルザック記念館の思い出です。

午後の3限の「ヨーロッパの文学」では今までに配布した全てのハンドアウトの残部を並べました。バックナンバーです。今日のハンドアウトには期末のレポートの課題も書き込まれています。締め切りは1月17日(木)午後3時、時間厳守です。力作に挑戦してください。・・・前回はバルザックについて語り足りなかった部分がありました。今回の講義でもバルザックの話を続けました。スクリーンに提示機の資料を映写しながら『ゴリオ爺さん』や『谷間の百合』の粗筋を話し、「人物再登場」の手法なども説明しました。最後にパリのバルザック記念館での体験も学生諸君に話しました。・・・バルザックが執筆に使っていた黒い木製の机があるのです。「これがバルザックの!・・・」と感動した私は思わず巨匠の机に両手をついてしまったのです。後ろから見張っていた係員の方が駆け寄ってきて、たちまち「ムッシュー、触っちゃいけません!」と一喝されてしまいました。バルザック記念館の思い出です。