友人たちとスッポン鍋を楽しみました。

takuzemi2007-12-21

昨日の夜は御徒町の「とりあえず山久(やまひさ)」で大学時代の友人たちとスッポン鍋を楽しみました。風船さん、水澄子さんのお二人と私(卓午)です。残念ながらもう一人の友人の胡風さんは風邪で体調が悪くなり急の不参加となりました。三人で盛り上がっているところに携帯で電話がありました。単身赴任の一人部屋で震えている様子でお気の毒でした。・・・私たちは実は関西に住んでいる友人たちも交えて一カ月ほど前から新たにメールによる連句を再開したところです。数カ月前に一緒に北海道を旅した仲間たちですが、その旅の清冽なイメージを元に胡風さんの発句が作られました。以下、順繰りに次々と新たな句が連なり現在まで順調に続いています。今までに巻き上がった部分を肴に「山久」の料理を堪能しました。・・・お通し(白子、鮟肝、いくら)、刺身三点盛り、揚げ物、焼き物などを楽しんだ後に、いよいよスッポンの鍋の出番です。美味しいスープの中にたっぷりの野菜を炊き込んで「はふはふ」と熱いところをいただきました。最後の雑炊も絶妙の味なのですが、糖質を制限している私は「ちょっと味見だけ」で我慢しました。
連句の流れをスムーズに続くように「捌く」という世話役を「宗匠」と言います。今回は風船さんが務めているのですが、大変見事な手さばきで感心させられてばかりです。聞いてみたら、ずいぶんと本を読んで勉強しているとのことでした。風船さんも水澄子さんも安東次男著『完本 風狂始末』(ちくま学芸文庫)を読破している様子で驚きました。私は読まなければと買ったまま「積ん読」になっています。・・・連句の話題も楽しく、スッポンの鍋も楽しく、絶妙の夜の時間を過ごして帰宅しました。(以下は「とりあえず山久(やまひさ)」のお店の情報です。スッポン鍋を食べるには予約が必要です。)
http://www.guidenet.jp/shop/214y/