いよいよ秋学期の最後の授業日です。

takuzemi2008-01-25

今日はいよいよ秋学期の最後の授業日です。朝は早めに家を出て大学に移動しました。今日も火曜日に続いてDVDやビデオを鑑賞する予定です。研究室に着いて必要な教材を用意しておきました。・・・1限はブノワ・マジメル主演の『王は踊る』を楽しみました。やはり圧倒的な音楽の美しさが映画を盛り上げています。早めに見終わることができたのでメーキングの映像も見てみました。ダンスの場面ではブノワ・マジメルにそっくりのダンサーをメイクして代役に立てるなど工夫がなされているのが分かります。
2限はマルセル・パニョールの自伝的映画『マルセルの夏』の後半を見ました。パパや叔父さんの狩りの後をつけて山に登ったマルセルが道に迷って生涯の友となるリリと出会う場面からです。プロヴァンスの風景が何とも美しく描かれていて画面に見取れてしまいます。(この作品には続編『マルセルのお城』があります。こちらも素晴らしい傑作です。けれども教室で学生諸君と一緒に見るのはやめています。ラストシーンで涙腺が決壊してしまうからです。)
午後の3限の臨床心理学科のクラスではジャコ・ヴァン・ドルマル監督の傑作『八日目』の後半を見ました。これもドラマチックな仕上がりです。独特の映像美には何度見直しても感心させられてしまいます。ドルマル監督には『トト・ザ・ヒーロー』という作品もあり、こちらも私の好きな映画です。

4限の空き時間には研究室にやって来たゼミ生の諸君と少々お喋りをしました。5限の3年生のゼミでは私のメモ、カード、ノート、論文のアウトライン、下書き、完成稿、KJ法図解・・・などなどの実物を持参しました。プロジェクターとノートパソコンも持っていきました。レポートや論文を書くためのヒントを「具体的なモノ」を通じて理解してもらおうというねらいです。ゼミ生の諸君はただいま長文のレポート作成に挑戦中です。(夕暮れの富士山が遠くに見えました。)