やまもとゼミの卒論発表会が行われました。

takuzemi2008-02-02

地方入試の緊張する一日が終わって、ほっとしています。今日はゼミの「卒論発表会」が予定されています。10時前には大学に移動しました。私が地方入試に出掛けている間に、助手のMさんがたいへんな量の発表会の資料を印刷しておいてくれました。研究室のドアにMさんの伝言のメモが貼り付けてありました。(手間の掛かる作業をありがとうございます。)ゼミ生の諸君に手伝ってもらって、発表会会場の8201教室まで運んでもらいました。
セッティングに手間が掛かり、少々遅れての開始となりました。卒業生のIさんも来てくれました。彼女は宮崎駿のアニメ作品を「母性」の問題という切り口から分析した卒論を書きました。在学中は「音楽友の会」というサークルでキーボードを担当していました。・・・3年のゼミ生の諸君も多数参加してくれています。
午前中はT君の司会でS君の「アーサー王伝説の歴史から解くアーサー王の実在性〜アーサー王伝説野を魅力」、Tさんの「日本と他国の異類婚姻譚比較〜日本らしい『美女と野獣』型とは〜」、もう一人のS君の「レオナルド・ダ・ヴィンチ〜生涯を見つめて〜」と続きました。午後はTさんの司会でT君の「フィンランドの教育」、Iさんの「落語における幇間の象徴性」、Kさんの「芸者と「いき」〜芸者の変遷と為永春水永井荷風の作品に見る「いき」〜」、H君の「公立小学校の早期英語教育」と続きました。何とも多彩なテーマです。
卒業生のHさんが、このあたりで駆け付けてくれました。寺山修司の『身毒丸』を採り上げて大変に出来の良い卒論を書いた人です。後輩の諸君の発表にも大いに厳しいコメントを付けてくれる頼りになる先輩です。・・・Aさんの「癒しと文学〜アニマルセラピーとの関係について〜」、Tさんの「『魂込め』に見る戦争の記憶〜ウチナンチューとヤマトゥンチューとの溝〜」、もう一人のTさんの「日米文化比較 言語から見る異文化コミュニケーション」と続きました。(「女性の『美』」を書いたKさんは会社の研修が入って残念ながら欠席でした。)・・・熱心な発表の連続で終了予定時刻を2時間もオーバーする発表会となってしまいました。(みなさん、お疲れさまでした。卒業生のお二人も本当にありがとうございました。)