埼玉県立近代美術館で熊谷守一展を楽しみました。

takuzemi2008-02-03

久し振りの休日ですが、朝から雪となりました。起き抜けの時間は、居間でのんびりと過ごしました。そのうちに雪景色をスナップに撮りたくなり、別所沼まで散歩に出掛けました。昨年の入試シーズンに用心のために買っておいた雪ぐつが、一度も履いていませんでした。今日は初めてその雪ぐつを履いて「花と緑の散歩道」を歩きました。水気を含んだシャーベット状の雪質で、滑りやすくなっていました。・・・沼に着いて立原道造のヒヤシンスハウスを覗いてみました。ボランティアのガイドの方々と少々お喋りをしてから、沼のまわりを巡って雪景色の写真をデジタルカメラに収めました。今日はランニングをする人影もありません。雪だるまを作っている親子連れが広場で頑張っているばかりでした。
午後は埼玉県立近代美術館まで出掛けました。以前から大好きな熊谷守一の展覧会がお目当てです。NHKの「新日曜美術館」でも、熊谷守一の特集を組んだことがあります。その時に録画したビデオは私のお宝になっています。今回の「没後30年 熊谷守一展 天与の色彩 究極のかたち」では、東京芸大の卒業制作である<<自画像>>、単純な構図と大胆な色彩の<<ケシ>>、<<櫻>>、<<宵月>>などの傑作が集められています。それから、守一の日本画を集めた区画もあり、筆の運びの自在さにすっかり驚かされました。藤森武氏の撮影した晩年の守一の表情のアップにも大いに惹かれるものがありました。