「ザウルス」でスキャンしたテクストを修正しました。

takuzemi2008-03-02

下北半島津軽半島の旅は長時間、バスの中で拘束されることが出発前から予想されました。そこで、出発前にスキャナーで読み取っておいたある論文の「認識結果」のファイルを持って行って、退屈な時には小さなPDAの「ザウルス」で不完全な部分を修正することにしました。(論文は漱石の写生文を論じたものです。)実を言うと、ここ1〜2年は忙しさにかまけて文字認識のソフトを利用することを怠っていました。久し振りに使ってみたのですが、識字率(?)の飛躍的な向上に驚きました。使っているスキャナーは一年ほど前に特価で買ったEPSONのPX−A650です。ソフトはこのプリンター+スキャナー複合機に付属していた「読んでココ パーソナル」です。何しろ一万円もしない機械なのですが良く働いてくれます。数年前に比べて誤読の率が相当に低下していると感じました。ソフトもマシンも恐らく進化しているのでしょう。旅の合間を縫って、吹雪の中を黙々と突き進んでいくバスの中で、家人とのお喋りが途絶えた新幹線の中で、「ザウルス」でテクストを修正しました。(写真です。)

今朝は旅行中に「内職」で修正したテクストファイルをもう一度点検して、長いテクストにまとめました。授業で話すときに参考として内容を紹介するのにも使えそうです。色々とスキャナーで遊んでいるうちに、文字認識の作業が面白くなってきました。フランス語の文字認識ソフトである「TextBridgePro」を引っ張りだしてきて古い富士通にインストールしてみました。手元にある仏文のエッセーを試みに読み取らせて、これを翻訳ソフトで日本語に翻訳させてみました。まだまだ翻訳の精度は満足のいくものではありませんでした。