『行人』からの抜き書きを作る作業と取り組みました。

takuzemi2008-03-26

午前中は自宅の居間でコンピュータを起動して、漱石の『行人』からの抜き書きを作る作業と取り組みました。出口汪さんの『夏目漱石が面白いほどわかる本』(中経出版)などを参考にしながら、これはと思う面白い部分を青空文庫のファイルから切り出しました。もちろん、Wzのアウトラインのフォーマットで「目次+本文」の形式に固めています。コンピュータの作業は捗ると、ついつい休むのも忘れて頑張り過ぎてしまいます。気が付いたらもう正午になっていました。(『行人』を読みながら、アラゴンの『お屋敷町』を思い出しました。この作品でアラゴンは自分自身の自我をアルマンとエドモンという二人の兄弟に「両極化」して投影しています。同様の技法が『行人』の一郎と二郎にも見て取れるのではないかと考えています。)