「谷中メンチ」を買って帰路に着きました。

takuzemi2008-03-29

午前中は我が家の居間で本を読んだり、コンピュータを立ち上げて漱石の作品からの抜き書きを作ったりして過ごしました。相変わらず宮井一郎氏の『夏目漱石の恋』を並行して読み進めました。抜き書きを作る作業も昼過ぎには何とか一段落が着きました。
午後は家人と娘とを連れて上野まで出掛けることにしました。JR上野駅に着いて公園口に出ようとしたら何とも大変な群衆が改札口を取り巻いています。パンダ口から改札を出てパンダ橋を越えて公園に向かいました。満開の桜が広がっています。大変な人込みで、なかなか前に進めません。上野東照宮で参拝を済ませてから門前の屋台で、おでんとご法度のビールをいただきながら芒洋としました。
谷中に抜けようと東京芸術大学の前を通ったら大音量の音楽が聞こえてきました。キャンパスで学生さんのバンドが演奏しているのです。ジャズともロックともつかぬ不思議な音楽です。けれども、その底力のある音響に度肝を抜かれました。
谷中霊園の桜も素晴らしい満開です。谷中は上野と違って沈んだ感じのしっとりとした情感のある桜が心に沁みます。私はこのトポスが好きです。・・・夕焼けだんだんを下って名物の「谷中メンチ」を買って帰路に着きました。