松本・美須々ケ丘高校まで「出前授業」に出掛けました。

takuzemi2008-06-05

朝は9時前に家を出て新宿に移動しました。新宿発10時ちょうどの「スーパーあずさ11号」に乗って松本への移動を開始しました。車中ではダミアン・フラナガン著/大野晶子訳『世界文学のスーパースター 夏目漱石』(講談社)を読んで過ごしました。『こころ』にはシェークスピアの『ベニスの商人』の影響がある、後期の作品にはニーチェの『ツァラツストラ』の影響がある、・・・などなどと色々と面白い説が展開されていて楽しめる本です。

12時31分に松本に到着しました。昼食を済ませてからタクシーで松本・美須々ケ丘高校まで移動しました。今日は校長先生が出張に出掛けているとのことで、教頭のK先生にご挨拶をしました。待合室には大学、短大、専門学校などの先生が20名以上も詰め掛けています。2時15分からは各教室に移動して進路指導のための模擬授業や説明会に一斉に取り掛かる段取りです。3年の進路指導担当のK先生から説明を受けて、教室に移動しました。私は4棟3階のCAIの教室です。スクリーン、プロジェクター、コンピュータが装備されていて何とも便利な環境です。
ハンドアウトは3枚用意しました。時間が60分しかないので、適宜、カットしていくつもりです。60分は3つのブロックに分けて構成しています。先ずは「フランス語の読み方の基本」、次は「ジャック・プレヴェールの詩の鑑賞」、最後に「インターネットを利用した語学学習」です。限られた時間に少々データを詰め込み過ぎたかも知れません。

美須々ケ丘高校出身の文教生K君には「高校でお世話になったS先生によろしく」との伝言を預かっています。そのS先生がCAI教室での私の授業の補佐役を担当してくれました。慣れない機器のセッティングなどを買って出てくれて大いに助かりました。生徒のみなさんも素直な明るい雰囲気でまじめに話を聞いてくれました。(スナップ写真を撮っている暇がありませんでした。タクシーの窓から見た女鳥羽川風景です。)