3年のゼミは大変な盛り上がりとなりました。

4限はO君と『星の王子さま』を読み進めました。加藤晴久先生の素晴らしい注釈に助けられています。今日はバラの花がみづくろいを済ませて、いよいよ花開く部分を読みました。サンテグジュペリのテクストの巧みさにわくわくします。古いLPのレコードからダビングしたカセットでジェラール・フィリップの朗読も聞いてみました。楽しい時間でした。
5限は3年のゼミです。次々とメールで送られてきたデータを配布資料にして教室に移動しました。今日の発表は大変な盛り上がりです。発表者が何と4名となりました。先ずは先週に都合で発表ができなかったMさんが『星の王子さま』の「フィクションの順序」について発表しました。続いてSさんがユマニスムの人間探求のテーマに関して「他者との出会い」、「自己形成」、「反=画一化」などのキーワードで発表しました。次のKさんは「人間からユマニスムへ」の章について発表し、最後にT君が「王子さまと愛」のテーマで発表してくれました。スタンダール坂口安吾の『恋愛論』の要約も参考に用意した大変に良くできたものでした。(次週はテクストは中休みして安吾の作品を輪読してみようかなどとも思っています。)