Yさんにゼミ長をお願いすることになりました。

4限は4年ゼミ生のO君と『星の王子さま』を読みました。王様がいる星を訪れた王子さまのエピソードが続く部分です。加藤晴久先生の注釈の付いた本に助けられて順調に読み進めることができました。・・・O君はサッカーを文化論的に分析したいと思っているらしく、その辺の話題を巡って色々とお喋りしました。図書館のOPACを利用すれば膨大なデータが手に入るはずです。文献探索をやってご覧とアドバイスしておきました。
5限の3年のゼミでは坂口安吾の「恋愛論」を輪読しました。今週はイレギュラーな「間奏曲」的展開です。「焼け跡闇市派」などと呼ばれる坂口安吾の面目躍如とでも言うべき作品です。
石川淳の「安吾がいる風景」(安吾への追悼文)の末尾には安吾自身が書き捨てた反故の中にあった言葉が紹介されています。「花の下には風吹くばかり」という文句なのですね。(『石川淳全集』第一二巻、p.153.)
さてさて。ゼミ長を選びました。ジャンケンなども利用して何とか結局、Yさんにゼミ長をお願いすることになりました。Yさんは4年ゼミ生のAさんとも仲良しとのことで3年・4年合同の飲み会の計画などにも、さっそく着手してもらえそうです。よろしくお願い致します。