「文学」では『それから』の前半をDVDで鑑賞しました。

takuzemi2008-06-26

木曜日です。2限のフランス語1でも昨日と同様にマインドマップの作り方を板書しながら説明しました。いつも最前列で熱心に聞いてくれるNさんが「先生! 字が間違っています!」と声を掛けてくれました。「則天去私」の「則」を「即」と書いていました。どうもいけません。
授業の方は第5章の対話の部分をゆっくりと読み進めました。発音練習も繰り返しました。最後にオルセー美術館シリーズのビデオを10分間ほど見て今日の授業を終えました。

3限の「文学」のハンドアウトを3401教室に準備してから学生食堂で昼食を済ませました。今日の「文学」は夏目漱石原作の『それから』の前半をDVDで鑑賞しました。松田優作が大変に渋い演技をしてくれます。・・・
ハンドアウトは土田友則・青柳悦子編『文学理論のプラクティス』(新曜社)所収の「カオスの遇し方 イデオロギー装置としての<物語>」を要約して紹介するものを用意しました。規範に収束していくノモス的な物語と規範を逸脱していくカオス的な物語との二項対立で漱石をも読み解いてみようという提案です。