Fさんとの「ランボー読書会」を楽しみました。

takuzemi2008-06-27

金曜日です。2限はFさんとの「ランボー読書会」を楽しみました。相変わらず私は何の準備もしていません。相棒のFさんに下訳の作業を任せたままで申し訳なく思います。今日もなかなか難しい部分があるのですが、『地獄の季節』の原文に当たったり、ランボーの書簡に当たったりしながら、楽しくブリュネルのテクストを読み進めました。もう少しで一つの章を読了するところまで来ています。次の章からは心機一転、私も下訳を用意出来るように頑張りたいものです。
4限はO君と『星の王子さま』を読みました。加藤晴久先生の注釈が何とも素晴らしい労作で、読解の上でも本当に助けられています。10章以後の星巡りのエピソードでは各章の末尾で「大人のひと」についての王子の感想が少しずつ変化しながら反復されています。このあたりのレトリカルな表現についても充実した指摘があり助かります。サンテグジュペリが心魂を込めて彫琢した文章であることが分かります。