Fさんとの「ランボー読書会」を楽しみました。

takuzemi2008-07-04

2限はFさんとの「ランボー読書会」を楽しみました。今日もFさんの作ってきてくれた下訳をたたき台にブリュネルのランボー論を読み進めました。ブリュネルの文章は必ずしもなだらかで平坦な文章ではありません。時には文の前後を転倒したりするレトリカルな一面を備えたしたたかな文章です。それを正確に読み解くには、やはり基礎的な文法の規則をしっかりと踏まえて読解していくしかないとも痛感しました。嬉しいことに今日はなんとか一つの大きな章を読了することができました。来週からはまた新しい章に入ることができそうです。
昼休みから3限に掛けては3年ゼミ生のMさんが研究室にやって来て色々とおしゃべりをたのしみました。今日の話題はおもにヨーロッパと日本の文化の比較を巡るものでした。Mさんは色々と勉強していて、山崎正和氏の「水の東西」に出てくる「鹿おどしと噴水」の対比などについても教えてくれました。
2時過ぎに学生食堂に移動して慌ただしくご飯抜きの昼食をいただきました。4限のフランス語5は4年ゼミ生のO君と『星の王子さま』を読み進めました。かなりのペースで「星巡り」のエピソードの部分を読み上げてしまいました。次回からはいよいよ王子は地球に降り立つ予定です。(物語の展開にアクセントを与えるために、作者はテクストの中に意図的に繰り返しの文句を挿入しています。その繰り返しの部分に着目すると、作者が高度の計算に基づいてこのテクストを練り上げたことが理解されます。)