石原千秋先生の「秘伝 人生論的論文執筆法」を読みました。

takuzemi2008-07-09

1限の「英語研究基礎演習」では本来の流れから行くと『知へのステップ』の第11章を学ぶ予定です。けれどもコンピュータのない415教室では実感の沸かない単なる説明に終始してしまいそうです。そこで今回は学生諸君に配布する資料を用意して輪読形式で授業を進めることにしました。テクストは雑誌「ユリイカ」2004年3月号の特集「論文作法 お役にたちます!」に掲載されている石原千秋先生の「秘伝 人生論的論文執筆法」です。学生諸君には同じ著者の『学生と読む『三四郎』』(新潮選書)なども勧めておいてからテクストを読みました。大学教員に対しても辛口のコメントが展開されている刺激的なエッセーです。学生諸君には「自分を見つけろ!」と呼びかけているように感じられます。・・・輪読の作業は1時間ほどで切り上げました。最後にNHKの美術館シリーズのビデオから「ピカソ美術館」を紹介するビデオを25分ほど見てみました。生涯を通じて変貌を続けたピカソに影響を与えた女性たちの物語を楽しみました。