朝の1限は「英語研究基礎演習」の試験です。

takuzemi2008-07-23

水曜日です。朝の1限は「英語研究基礎演習」の試験です。小論文を書いてもらう形式で試験を実施しました。内容は学生諸君の将来の夢を語ってもらうことにしました。みんな熱心に答案と取り組んでくれたようです。試験が終わってから研究室に戻り、しばらく週末の「生涯学習センター」主催の公開講座の計画を練りました。漱石を語るにはそれこそ多様なさまざまの切り口があります。あまり多様な切り口を並列してしまうと、単純な一本の線を引くという路線からは遠ざかってしまいます。その辺の兼ね合いがなかなか難しくてため息が出ます。
土曜日の講座のハンドアウトも少々作っておきました。坪内稔典さんの『俳人漱石』(岩波新書)の中から面白そうなページをコピーして受講生のみなさんに読んでいただくことにしました。(漱石の生き方=倫理が読み取れるものを選んだつもりです。)
学生食堂まで昼食を取りに降りたら、私の「文学」の講義に出ているという学生さんが話しかけてきました。沖縄出身のAさんという方です。色々とお喋りを楽しみながら昼飯をご一緒させてもらいました。Aさんは下宿で自炊をしているらしく、自分で炊いたご飯を弁当箱に詰めて持参しています。これに私と同じ「B定食副食のみ」を注文しているのですね。物価高の折から学生諸君も色々と節約の工夫をしている様子が分かります。漱石の『こころ』などを巡ってお喋りを楽しみました。