「苦痛、快楽、器械的」な日々だったのかも知れません。

春学期の「文学」では毎回新作のハンドアウトを用意するために週末の土曜、日曜と研究日の月曜日の3日間をフルに必要とする完全な自転車操業状態でした。漱石が『明暗』を書いていた頃に書簡に書き付けた「苦痛、快楽、器械的」な日々だったのかも知れません。何とか無事に新作での講義を終えて、生涯学習センターの3回の「多文化から見る夏目漱石」も終えることができました。ところが、ここへ来て今度は秋学期の「ヨーロッパの文学」でも毎回、新作のハンドアウトを用意してやろうかな?・・・などという不遜な欲望がむらむらと沸き上がってきたのですね。
このことは「ランボー読書会」の相棒のFさんにもお話したのですが、コレットボーヴォワールユルスナールといった女性作家たちの作品もぜひとも読んでみたいところです。そろそろ、毎回話題に取り上げる作家たち、作品たちの選択に取り掛かろうかと考えているところです。