加藤仁さんの『定年後』を下敷きに夢想に耽ってみました。

布団の敷きっぱなしはむさ苦しいものですね。すぱっと起きて布団を上げました。頭痛は続いているのですが、午後は起きて机に向かいました。とは言っても、まだ残っている採点やら講義録の執筆といった元気の要る作業には向かえません。加藤仁さんの『定年後』を下敷きに夢想に耽ってみました。この本に紹介されている群馬県太田市NPO法人よろずや余之介」というボランティアの集団があるのですね。何と高校の同級生が集まって、飲み会を楽しみながら意見を交換し、廃業した仏具店を買い取って、喫茶コーナー、談話室、よろず相談コーナー、知的障害児の社会参加をうながす教室などなどのスペースを作り上げたと言うことです。・・・私も知的障害児の施設を訪問して施設長にお話をうかがったことがあります。息子さんに知的障害があり、養護学校に通わせていた母親のOさんは、学校を卒業した後の息子さんの行き場を作るために、パーマ屋さんから転身して施設を立ち上げたという話でした。農家だった父親の土地に借金して施設を作り、軌道に乗るまでの10年は苦労の連続だったという話でした。