『ひとり誰にも看取られず』を読了しました。

takuzemi2008-08-19

朝は今日も別所沼までランニングに出掛けました。花と緑の散歩道では「髭の写真家」ことNさんにお会いしました。一緒に飲む約束をしているのですが、まだ店が決まりません。どこにしようかと相談して別れました。(まだ、検討中です。)・・・別所沼に着いてストレッチやら準備体操やらを済ませてから最低の速度で走り始めました。今日も相当の暑さで、ランニングに向いた天候とは言えません。無理はせずに3000mを走ったところで切り上げて帰路に着きました。
帰宅してから再び読書の時間を持ちました。NHKスペシャル取材班&佐々木とく子『ひとり誰にも看取られず 激増する孤独死とその防止』(阪急コミュニケーションズ)を読了しました。先日読了した『「愛」なき国 介護の人材が逃げていく』と同じスタッフの仕事です。内容は題名に示されている通りのものなのですが、重々しく胸につかえるような読後感があります。2008年7月17日付けの朝日新聞には「底知れない<孤立貧>」と題された鷲田清一先生の、やはり重々しい読後感のエッセーが掲載されました。先生の指摘では「共同防貧」のしくみが崩れて、困窮は「孤立貧」というかたちを取らざるを得なくなるとありました。コミュニティーが新たなネットワークを作り出す以外に解決策はないだろうと感じました。