日本社会は元気老人でいっぱいらしいのです。

昨日は眼科まで出掛けました。今日は内科です。二日続けての医者通いですね。寄る年波には勝てません。月に一度の内診をK先生にお願いしました。血圧の測定などもしてもらいました。このところ気温が高いためか、私の血圧は比較的、低めに安定しているようです。薬局に回って一月分の常備薬をもらって帰ると今日の一日の予定はほとんどお仕舞いです。
先日から「高齢化社会」をキーワードに色々の本を読み漁っています。そうした中で、ふと感じたことは高齢者の世界も「格差社会」なのではないかということです。例えば加藤仁さんの『定年後』(岩波新書)で紹介されている元気なお年寄りのみなさんの事例は「明暗」の「明」の方ですね。まさしく、この本の副題ともなっている「豊かに生きるための知恵」を十分過ぎるほど持っていて(定年後の)悔いのない「8万時間」を生きているように思われます。要するに現代日本社会は元気老人でいっぱいらしいのです。加藤さんは長野県小川村の「おやき村」を紹介しています。「おやき村を経営する「小川の庄」という会社は「入社六十歳」「自主定年」を原則にしていた。若い人たち長野市大町市に職を求めがちなので、従業員として確保するのはなかなか難しい。それなら、元気な高齢者に頑張ってもらうのがいい、となったのである。」(p.164.)・・・「小川の庄」の活動はホームページで見ることができます。「明暗」の「暗」についてはまたの機会に書くことにしましょう。

「小川の庄」 http://www.ogawanosho.com/