Fさんとブリュネルのランボー論を読みました。

takuzemi2008-08-21

起き抜けの時間帯には友人たちと楽しんでいるメール連句の一句を考えて送っておきました。なかなか難しくて毎回、苦労しますが、私の挙げ句で今回の連句は一応、完結しました。めでたしめでたしです。仕事のメールもあるので「走書体」でA4の紙の裏に下書きを作ってから作文してメールにしました。・・・大岡昌平氏の『小説家夏目漱石』(ちくま学芸文庫)を読み始めたのですが、なかなか面白くて漱石自身のテクストに戻って確認しながら読みたくなります。アーサー王伝説を下敷きにして漱石が書いた『薤露行』を分析した文章があるのですが、分かりにくいこの作品のプロットを大変に分かりやすく箇条書きにまとめてあるのに感心しました。この文章はそのまま江藤淳氏の『漱石アーサー王伝説』への鋭い批判ともなっていて楽しめます。
今日はFさんとの「ランボー読書会」が待っています。9時過ぎには家を出て大学に移動しました。このところ大気が不安定で、いつ雷雨が来るか予測ができません。大きめの傘を持参しての移動です。・・・10時40分からはFさんとブリュネルのランボー論を読みました。今回は珍しく私の方も頑張って自作の下訳を用意してきました。これをたたき台にして90分の読書会を楽しみました。Fさんの方は夏休みもなくお仕事が忙しい様子です。私はと言えば授業のない今の時期こそ色々と「仕込む」ための大切な時期なのですが、思った通りには勉強がはかどりません。ともあれ、熱心な相棒のおかげで週に一度は真面目に勉強と取り組めるわけです。