『薤露行』を再読しなければなりません。

takuzemi2008-08-22

朝の起きぬけの時間はコーヒーを飲みながらブリュネルのランボー論のテクストを訳して過ごしました。相棒のFさんと続けている「ランボー読書会」のための下作業です。翻訳の作業には電子辞書の「ヒストリー機能」が実に役に立ちます。しばらく訳文を練っているうちにランボーの『地獄の季節』そのものを無性に読み直したくなってきました。近日中に再読に挑戦しようと決心しました。
ランボーの作品を読むまえに自分に出している漱石の宿題があります。『薤露行』を再読しなければなりません。大変に読みにくいテクストなのですが、大岡昇平氏の『小説家夏目漱石』を読んで下調べしてあるので大丈夫です。「なるほど、この白鳥はランスロットが変身した姿なのかな」などと独り言を呟きながら楽しく読了しました。