「君のために、恋人よ」を読んでみました。

takuzemi2008-09-19

金曜日は1限から授業が待っています。7時45分には家を出て大学に移動しました。車中では先日買い求めた真藤順丈さんの『地図男』を読んで楽しみました。大変に面白い小説です。・・・研究室に着いて副教材に何を使おうかなどと思い回らしているうちに始業のチャイムが鳴りました。721教室に移動しました。1限のクラスは春学期にはA先生が担当していました。私には初対面の諸君ですので少々、自分の近況を話して自己紹介に代えました。今日は初回ですのでテクストの確認、進度の確認を済ませて、ビデオの鑑賞としました。ミシェル・ブランの『他人のそら似』の前半を見てもらいました。
1限と2限の間の休み時間に慌ただしくコピー機で教材を作りました。ジャック・プレヴェールの詩のコピーです。これを用意して2年生のクラスに駆けつけました。こちらのクラスでは絵の好きなT先生が『オルセー美術館にて』と題されたテクストを選んでいます。ちょうどクールベの絵についての章まで進んでいるところです。手持ちのビデオにクールベが出てくるものがあります。マネの「オランピア」についてのビデオです。これをクールベの「泉」の部分まで見てビデオを中断しました。・・・テクストに戻って改めてクールベの絵を見てからジャック・プレヴェールの「君のために、恋人よ」のプリントを配布して読んでみました。重点は複合過去の部分です。テクストの中から複合過去の部分を黒板に抜き出して文法的な説明を加えながら読み上げました。最後にオルセー美術館のビデオの後半を見て2限を終えました。