午後は居間で乱読の時間を楽しみました。

午後は上野千鶴子さんの『おひとりさまの老後』(法研)を読了しました。シングルライフに付いての知恵と心構えが一杯に詰まった本でした。細君に依存して生きている私にも大変に面白く読めました。老いを向かえることの肯定面がさりげない口調で語られているのにも大いに共感しました。でも、どちらかと言うと女性に向けた本ですね。「なに、男はどうすればいいか、ですって? そんなこと、知ったこっちゃない。せいぜい女に愛されるよう、かわいげのある男になることね。」・・・これが上野さんの本の後書きの末尾の言葉なのですが、肝に銘ずることにいたします。今日は他にも東浩紀著『動物化するポストモダン』(講談社現代新書)や斎藤孝著『なぜ日本人は学ばなくなったのか』(講談社現代新書)を乱読しました。・・・近日中に必要な書類を整理してから、駅のペデストリアンデッキの1000円理髪店「QB−HOUSE」に移動して散髪を済ませました。「秋分の日」で祝日なので小さなお店は結構な混雑でした。・・・帰宅して再び本をあれこれと斜め読みして楽しみました。『現代詩手帖』の9月号の安東次男特集に触発されて、途中で投げ出していた『風狂始末』(ちくま学芸文庫)に再挑戦することにしました。今度はぽちぽちと緩慢に読むつもりです。