「来年は少人数のゼミでやってみたいな」

昼休みには小論文の添削をしてくれという学生諸君が研究室にやって来ました。ゼミのコースを決定する前の面談に研究室を訪れる学生諸君も数名ありました。「来年は少人数のゼミでやってみたいな」とやまもとは密かに思っています。・・・学生のIさんが「先生、この本を呼んでみませんか?」と言って二冊の本を持って研究室に遊びにきてくれました。私が立て続けに二人の先輩を失って落ち込んでいるので、元気づけてやろうと思ったのでしょうか。ブルック・ニューマン作 五木寛之訳の『リトルターン』と『ロストターン』(いずれも集英社)の二冊です。ありがたく借用して学園祭の休暇のあいだに読むことにしました。
遅めの昼食を取ってからキャンパスに出たら3年ゼミ生のYさんと出くわしました。教育学部のS先生が寄贈してくれた石のベンチに座ってお喋りを楽しみました。(S先生は彫刻家で石の専門家でもあるのですね。)Yさんが今、読んでいる本は青井汎著『宮崎アニメの暗号』(新潮新書)だそうで、宮崎駿さんのアニメーションの背後にあるさまざまな深層を分析している本だそうです。私の敬愛する堀田善衛先生についても書かれているらしく、面白そうです。・・・5限の4年生のゼミは集まりが悪くて落胆しました。次週は招集をかけることにしましょう。