石川啄木の『一握の砂』が気に入りました。

takuzemi2008-11-08

土曜日の朝はかなりの冷え込みでした。小雨の中を大学に移動しました。研究室で一休みしてから某所に移動して作業の開始です。緊張と集中を要求される仕事と取り組みました。3時間ほどで一仕事が片付きましたが、かなり疲れました。「今日はもう仕事はいいや」という気分になり帰路に着きました。雨はもう上がっています。・・・南越谷のVARIEで昼食を取って帰宅しました。
午後は駅前の須原屋書店を覗いてみました。朝日文庫の新刊を二冊ほど買っておきました。一冊は石川啄木の『一握の砂』(朝日文庫)です。文庫の帯に書かれているキャッチフレーズによると「本邦初! 初版本の体裁<二首一頁、四首見開き>が文庫版で読める!」のですね。実際に手にとって読んでみると実に読みやすい体裁になっています。脚注の形で同じページの中に書き込まれている注も親切で助かります。・・・父が戦地から持ち帰ったモスグリーンの改造文庫版の『一握の砂』を子供のころに愛読していたので、ほとんどの歌を覚えています。一首を読むたびに盛岡や小樽や浅草の風景が浮かんできます。