「招魂」(カサヘマスの埋葬)は胸を打たれる画面でした。

takuzemi2008-12-05

朝の1限から授業が待っています。今朝は家を出るのが遅れてしまい少々慌てました。南越谷の駅で電車を降りたところで英文科2年のN君と出会って大学までお喋りしながら一緒に移動しました。N君は西武線の沿線に住んでいるということで通学には時間が掛かるようです。朝が早いのが大変だと言います。
1限のフランス語の授業は代名詞のen、yの文法説明を済ませました。半過去に関連した練習問題も片付けました。授業の最後には若きピカソの足跡をたどるDVDを見てみました。
2限の2年生のフランス語ではドガの踊り子の絵を解説する文章の後半を読み進めました。前置詞と併用する関係代名詞のlequelなどが使われている入り組んだ文章が続きます。板書のヒントを多めに出して学生諸君に一行ずつ考えてもらいました。このクラスでもピカソのDVDを見ておきました。・・・バルセロナのカフェ「クワトロ・ガッソ」(4GATS)にはモデルニスムを標榜する前衛的な若者たちが集まるようになります。ラモン・カザス、サンチャゴ・ルシニョール、イシドレ・ノネイたちです。こうした芸術家たちの中に飛び込んでいった少年ピカソの歩みが興味深く語られていて新しい発見がありました。一緒にパリで暮らした親友カサヘマスのピストル自殺を悼む「招魂」(カサヘマスの埋葬)は胸を打たれる画面でした。