SONYのイヤホンでリスニングが楽しくなりました。

takuzemi2008-12-10

朝は早めに家を出ました。ノイズキャンセリング機能の付いたSONYのイヤホンを入手してから車中でのリスニングが楽しくなりました。今日はロブ=グリエの『作家生活入門』を聞きながら北越谷まで移動しました。ロブ=グリエレイモン・クノーを絶賛しています。一冊借りて読んでみたくなりました。暇ができたら文教大学図書館に出掛けてクノーの『はまむぎ』でも借りてみようと思っているところです。
水曜日の1限はFさんとの「ランボー読書会」を楽しみました。今日もランボーの『地獄の季節』の中から「錯乱?」をメモを取りながら精読していきます。内容は「狂気の処女(おとめ)」が「地獄の夫」との生活を語るというものです。関係性のドラマが語られています。ランボー自身の実生活で起きたドラマを散文詩という仮構の中へと投影させて、多様な視点からそのドラマを捉えなおそうと試みているのだとも言えるでしょうか。「地獄の夫」の両義性・二重性を「視点のずらしの効果」が浮き彫りにしているようにも思われます。漱石の人物である三四郎が広田先生、与次郎、美禰子たちの多様な視線のもとで多層性を帯びてくるのと同様でしょうか?