4年ゼミ生のOさんが顔を出しました。

午後の研究室には4年ゼミ生のOさんが顔を出しました。「『千と千尋の神隠し』にみる、学齢期の内的世界」と題された卒論を書いてきた学生です。文句なしに良くまとまっている論文で一読して感心しました。もう一度良く読み直して不足している部分を加筆するようにアドバイスしておきました。
Oさんと入れ違いに卒業生のHさんが研究室にやって来ました。本学の中国文学科を卒業してから学芸大の大学院に進学して教育社会学を学んだと言います。大学院時代に知り合った男性と結婚して現在は専業主婦だとのことです。それでも勉強好きで友人たちとブルデューあたりを読んでいるとのことです。(『再生産』を読み終わって『ディスタンクシオン』を読み始めたところです」と言います。)
来年度の生涯学習センターでの講座でも夏目漱石について話すことになりました。今年と同様に国文学の専門家ではない研究者が漱石研究の領域へと参入するケースを取り上げて話そうと思っています。3回分の講座の概要を鉛筆の「走書体」で書き上げて親指シフトのキーボードで打ち込んでおきました。