外国人のカップルが坂を登ってきます。

上野公園から桜木町の細道を抜けて谷中の墓地の前まで出ました。三崎坂を下ろうとしていたら、観光客らしい外国人のカップルが坂を登ってきます。フランス語らしい言葉が聞こえたので「Bonjour !」と声を掛けてみました。聞いてみたらやはりフランス人のご夫妻でした。5日ほど前から東京をあちらこちらと歩き回っていると言います。谷中がなかなか気に入った様子です。「お墓の墓石の後ろに立っている木の板はなんですか?」と聞かれて、卒塔婆の説明をするのに苦労しました。
全生庵の前を過ぎ、三崎坂を下って「いせ辰」に立ち寄りました。和紙の手触りを楽しんでから、枇杷橋跡(合染橋)から「よみせ通り」に入りました。夏目漱石三四郎と美禰子が散歩をしたルートです。「笑吉人形」の工房なども覗いてから、谷中銀座へと移動しました。残念ながら「谷中メンチ」のお店などは年末年始の休業に入っているらしく、御法度のビールにもありつけませんでした。日暮里駅前の行きつけの中華料理のお店もお休みです。おとなしく帰路に着くことにしました。