卒論提出の締め切りの時間となりました。

午後の3限の「ヨーロッパの文学」はナポレオン以後の文学状況がそれ以前と比べてどのように変化したのかという話しをしました。おもに鹿島茂さんの『パリの王様たち』(文春文庫)の内容を紹介する形です。ロマン派の作家たちが「ナポレオン遺伝子」を受け継ぐ存在であることを面白く論証しています。
教材提示機でスクリーンに要約を映写しながら講義を進めました。ところが1時間ほど話したところでマイクの調子がおかしくなりました。ハウリングがひどくて話しが出来ません。仕方がないので即興で「週間朝日百科」の一冊を丸めてメガホンを作って講義を続けました。喉が痛くなってしまいました。(^_^;;

午後の3時に卒論提出の締め切りの時間となりました。心配していた諸君もおおむね頑張って書き上げてくれた様子です。長いトライアルだったという感慨があります。週末から卒論を読む大仕事が始まることになります。4年ゼミ生のみなさん、本当にお疲れさまでした。