ジャック・プレヴェールの詩を読んでみました。

takuzemi2009-01-23

小雨の降る朝となりました。1限からの授業が待っています。いつもの時間に家を出て大学に移動しました。研究室で教材の点検をしていたら、以前、副教材に使おうと思って用意した、まだ使っていないプリントが出てきました。ジャック・プレヴェールの詩のコピーです。今日の教室ではこれを読んでみることにしました。
1限のクラスではプレヴェールの「夜のパリ」と「楽園」の2篇を選んで読んでみました。「夜のパリ」は4コママンガに描き直してみると作品の展開が良く分かります。動詞による表現を極力切り詰め、名詞表現に絞ることによって、静止した画面が切り替わるように展開する印象を読者に与える面白い詩になっています。時間の展開もたくみに構造化されていることが分かります。
2限のクラスでは先ず教材提示機でプレヴェールのコラージュの数々を見てみました。雑誌の画面をハサミで切り取って、糊で自由に組み立てるコラージュ作品ですが、断片の組み合わせから不思議な空間が生み出されてきます。詩の方は「楽園」と「愛し合う若い二人」の2篇を読んでみました。プレヴェールの詩に興味のあるみなさんは以下のURLを参考にしてください。

http://xtream.online.fr/Prevert/