G先生が「ロンドンは暗い街ですねえ」と呟きます。

takuzemi2009-02-10

Francis King英語学校に通うのも二日目となります。初日は不安だった学生諸君にも今日は学校までの道筋は良く分かっているはずです。今朝はあまり心配することもなく現地まで出掛けることにしました。ホテルのロビーでG先生と合流して地下鉄の駅へ移動しました。今日も冷たい雨が降っていて、街はまだ暗く沈んでいます。G先生が独特のイントネーションで「ロンドンは暗い街ですねえ」と呟きます。まだ夜が明けていないのです。
今朝は地下鉄もそれほどストップせずに動いてくれました。Groucester Roadの駅では、学生諸君を待つこともなく二手に別れて学校に直行しました。氷雨がほほを打つ朝です。7時45分にはWetherby Gardensの校舎に着いて待機を始めました。まだ校門と言うか玄関と言うか開いていません。扉の前の石段に座って茫洋と考え事に耽りました。・・・8時過ぎには学校の先生がやって来て門を開けて中に入れてくれました。(カフカの「門」より幸せです。)ところが学生諸君はそんなに早くはやって来ません。私の点呼の仕事は待つことを含めてのもののようです。
最初にやって来たKさんは昨日の帰り道で迷ってしまい頭の中が真っ白になってしまったと言います。「この道だ」と確信して進んで行ったら、歩いているうちにあたりが真っ暗になってきたのだと言うのですね。ホストファミリーのママに電話をして迎えに来てもらったそうです。ママに抱きしめられて号泣してしまったと言います。(Kさん、それが素晴らしい体験なんですよ。)