「パパ・ヘミングウェイ」の登場人物になっています。

9時過ぎには全ての学生諸君が点呼を済ませて語学学校Frances King Wetherby Gardens校の校内に入っていきました。この学校に通ってくる学生諸君はモロッコ系、中国や韓国の人など色々です。(ついつい文教の学生かと思って声を掛けると韓国の若者だったりします。)スペイン系の人も少なくありません。・・・点呼を終えてGroucester Road駅前のFrancis King英語学校に移動しました。学校に入り込んで3階まで上がったらG先生はコンピュータルームで仕事を片付けていました。先生とも相談をしたのですが週末のパリ旅行の希望者が大変な数に昇りそうで怖くなりました。
G先生と少々打ち合わせを済ませてから地下鉄でVictoriaの駅まで移動しました。駅から雨の中を歩いてウエストミンスター大聖堂を見学しました。(有名な同名の寺院とは別物です。こちらはカトリックの寺院なのですね。)見学しているうちに不思議に心が高ぶってきました。私の人生が「通観」できるような気分になりました。こうして、ここに生きていることの有り難さはカトリックの信者も無神論者の私も違いはしないという実感です。私は妻に、娘に、息子に、愛されているという強烈な実感です。そんなことを言えば妻も娘も息子も「お前は馬鹿か」と言うに違いありませんが。・・・
ウエストミンスター寺院、国会議事堂、トラファルガー広場、ナショナルミュージアム、ソーホー、ピカデリーサーカス・・・と彷徨しているうちに時間が過ぎていきます。ロンドンの空気が濃厚に身体にしみ込んでいきます。
歩き疲れてホテルに帰って一階のパーラーで御法度のビールを飲んでしまいました。それも大きなジョッキです。空が晴れてきたので窓際の席を確保してブログの種をノートに走り書きしながら独りの時間を楽しみました。ほとんど加藤和彦の「パパ・ヘミングウェイ」の登場人物になっています。(写真はピカデリーサーカスの一角です。大変に賑わっています。)