中年の男性が私の方に近づいてきました。

このところトラファルガー広場には毎日のように立ち寄ります。ナショナル・ギャラリーのカフェが空いていれば嬉しいのですが、混んでいることが多いようです。広場の石に腰掛けて一休みしていたら、回り中が小学生の子供だらけになっていました。先生が大きな声で子供たちに何かを呼びかけています。その子供たちをかき分けるようにしてギターケースを下げた中年の男性が私の方に近づいてきました。この場所で毎日、大道芸のギターを弾いているのだと言います。「大学では社会学をやったんだ。学者としてやっていくには至らなかったね。日本を旅したこともあるよ。京都、奈良・・・。日本人の友達もいるんだ。ぼくの音楽? もちろんロックさ」というような話を片言で会話しました。
午後の1時にはFrances King Grouchester Road校でG先生と合流し、パリ旅行の担当者のスティーブ先生の来るのを待ちました。当日の集合場所を相談しました。場所は学生諸君の良く知っている学校(Grouchester Road校)の前と決まりました。分かりやすい結論でほっとしました。
早めにホテルに戻って部屋に入ったとたん何と火災報知器が鳴り始めました。ホテルの職員さんに誘導されて非常階段からホテルの外に出ました。中には薄着の部屋着のまま追い出された宿泊客も大勢いて気の毒です。大勢の客が裏庭に誘導されて30分ほど寒い中を待たされました。どうやら報知器の誤作動だったようです。(写真は私の担当しているFrancis King Wetherby Gardens校の扉です。この前で毎朝、1時間半ほどたたずんでいます。)