「オフェーリア」をもう一度ゆっくりと鑑賞しました。

昨日のパリで一緒にルーブルとオルセーを見物した学生諸君の一人Oさんが今朝は大幅に遅刻しています。心配になったので、Peter先生にホストファミリーまで電話してもらいました。幸いまだ家にいて安心しました。過労で定刻に起きられなかったというのが真相のようです。2限に何とか出てくると言うのでほっとしました。
今朝は私も疲れ果てていて遠出をする気分にはなりません。Victoriaにある旅行会社「みゅう」に寄ってコッツウォルズ地方のツアーの詳細を教えてもらいました。(友人が「素晴らしいところだからぜひ行け」と教えてくれたロンドンの近郊です。)
Pimlicoに移動して「テート・ブリテン」でミレーの「オフェーリア」をもう一度ゆっくりと鑑賞しました。何度見てもうっとりとする夢幻の世界です。エロスとタナトスが幸せな結合をしている世界です。その先ではブレークの版画を見つけました。ヴィルギリウスの『田園詩』か何かの挿絵として作られた作品らしいのですが、小品にもかかわらず大変なマジカル・パワーを感じさせる作品です。のけ反りました。
ピカデリー・サーカス三越の地下のJP-BOOKS、JAPAN CENTERの地下の日本書店と本屋をハシゴしました。中華街に移動して「青島ビール+バイキング」で昼食にしました。この店でたまたま隣り合わせた青年に「日本の方ですか?」と声を掛けられました。語学学習とワーキングホリデーを組み合わせてロンドンにやってきて、もう3カ月ほど暮らしていると言います。色々な若い人の色々な思いにエールを送りたくなります。(写真はピカデリー・サーカスで観光客たちに噛みついている緑の恐竜です。)