子供たちが館内に見学にきている光景でした。

ロンドンの美術館や博物館で何度も見掛けたのは、大勢の子供たちが先生に連れられて館内に見学にきている光景でした。何しろロンドン中、至る所が美術館や博物館だらけなのですね。連日、大変な数の子供たちが素晴らしい傑作や歴史的な遺物に生で触れていることになります。
有名な作品の前に群がって先生の解説に聞き入っている子供たちの光景や、思い思いのポーズでくつろぎながらスケッチブックに模写を描いている光景を思いだします。何とも羨ましい環境ですね。
子供たちを連れた先生方だけではありません。大人たちを対象にした館内ツアーも大きな美術館や博物館では用意されています。(『地球の歩き方』によればナショナル・ギャラリーの場合は毎日11時30分と14時30分から所要時間一時間ほどのツアーが用意されているそうです。これは英語のリスニングの勉強にも役に立ちそうですね。)
名作絵画という生の素材について学芸員が口頭での解説を加えるという恐ろしくアナログな手法による情報の伝達と価値観の継承のシステムです。この大英帝国の古き手法には我々も学ぶべきものがありそうです。(写真はパナソニックで見るTV5の画面です。)