実は今日は急な出張が待っています。

浦和から自宅に帰って昼食を済ませました。芒洋とする時間を持ちました。新聞に目を通したり、ロンドンのFrances King校のSさんにメールを打ったりという雑用も片付けました。それから里山ビジネスの成功例として有名な「いろどり」の活動を紹介している本を少々読みました。横石知二さんの『生涯現役社会のつくり方』(ソフトバンク新書)です。おばあさんたちが元気に起業している事例はまことに目出度いことです。けれども果して「柳の下に二匹目のドジョウ」がいるのかなという思いにもとらわれてしまいます。新たな価値を生み出す作業はとても一筋縄では行かない困難なものだと思います。(私も新作の講義録を一本書き上げるだけで並々ならぬ苦労をします。)それに抗いつつ苦労を厭わない人だけが「いろどり」に代わる新しい仕事を立ち上げることが出来るのでしょう。
さてさて、実は今日は急な出張が待っています。東北のとある小さな城下町まで新幹線と在来線を乗り継いで出掛けなければなりません。埼京線で事故があり、京浜東北線に乗り継いで大宮へ急ぐというハプニングもありましたが、出張の結果は順調で一安心しました。帰りの時間が遅くなってしまいました。一仕事を片付けた後で同僚のK先生と閉店間際の駅の立ち食いのお店でいただいたお蕎麦が何とも温かくて嬉しくなりました。(ピンぼけの画面はとある城下町の駅の風景です。月が綺麗でした。)