お年寄りと仲良くするのが意外にも得意でした。

私は若いころはお年寄りと仲良くするのが意外にも得意でした。裏のS家のお爺さんには浅草に連れていってもらったこともあります。天岑寺の「おたけさん」にも「おたかさん」にも色々と教えてもらいました。二人とも短歌を作る人でした。おたかさんの方は透徹した視点で世界を見通すような歌を作っていたようです。
私がお寺のお婆さんのおたかさんに教えてもらったのは畑の作物の見分け方や森の中のキノコの判定法です。どれが食べられるキノコで、どれが毒キノコかは何度も連れていってもらった雑木林の中での実地訓練で学習しました。マダケ、チダケ、カヤタケ・・・ローカルな呼び名なので正確には何というキノコか分かりませんが・・・。
天岑寺から徒歩で昔住んでいた一角まで移動しました。あちらこちらで桃やコブシの花が鮮烈な姿を見せています。家人と狭山の土地を確認してから裏道を抜けて駅まで移動しました。(亡くなったU先輩が以前住んでいた一角もあり昔を思い出してしまいました。)
狭山でのセンチメンタル・ジャーニーを切り上げて所沢の街を見物しました。駅前の商店街は大手のチェーン店が跋扈しています。地元の商店で頑張っているのは団子屋さんと御茶屋さんぐらいのものです。昔はもっと地元の顔があったはずなのに残念だと想います。戸越銀座に負けないでくださいね。(狭山の野の花をご紹介しましょう。)

http://www.citydo.com/prf/saitama/area_kawagoe/kenbun/rekishi/sayama002.html