中断していたノートが大量の紙の山の下から出てきました。

昨年の5月に使い始めて中断していたノートが大量の紙の山の下から出てきました。(2カ月ほど見つからなかった小さなi−Podも出てきました。)ノートの表紙には細字のネームペンで【漱石v.s.アラゴン】〜小説技法を考える〜と黒々と書き込んであります。ところが中身は最初の12ページほどで中断されてしまっています。何かを始めようと思い立つと元気良く始めるのですが、長続きしないのが私の悪い癖です。昨年の5月4日に書き出して、5月29日には中断されているのですね。
思い返せば昨年は生涯学習センターの公開講座や単位互換制度に関わる日本工業大学での出前講座などが忙しくて「思考の連続」が途切れてしまったものなのでしょう。
現在読書中のK先生の新作の漱石論に元気をいただいている最中ですので、また自分の勉強に本格的に復帰しようという気持ちになっています。
講義計画も一度にどんと出来るものなのではなく、少しづつ、時にはセンチメンタルに醸されていくもののようです。大きめの紙に学生諸君に語りたいことを、単語や短文で書き記します。それに関連するアイデアを、また近くに書き加えます。紙の上にさまざまなキーワードが記されるうちに、少しづつ自分の語りたいことがおぼろげながら明確になってくるようです。・・・「さあ! 明日から授業だぞ!」と自分に言い聞かせました。