スライドを映写しながら講義に取り掛かりました。

教室の大移動でばたばたしてしまいました。持参したLet's noteをプロジェクターのケーブルに接続して、スクリーンにパワーポイントのスライドを映写しながら講義に取り掛かりました。先ずは「文学とは何か?」という問いに対するさまざまな論者の発言を紹介して文学の定義を探りました。ヴァレリーの「文学の目的は不定である」という皮肉たっぷりの発言やコリン・ウィルソンの「文学は認識のための道具だ」という考えなどです。花粉症でのどを痛めているのですが、気分が乗ってくると舌が滑らかになります。まずまず順調に前半の話を終えました。残りの時間でNHK教育テレビで放映された姜尚中先生の漱石論を25分ほど見てお仕舞いにしました。
無事に初回の講義を終えて一安心しました。慣れていないのどで話し続けたので、のどに痛みがあります。今日はあまり無理はせずに早めに帰路に着くことにしました。出津橋を渡ったところで新入生のY君の姿を見掛けました。声を掛けて駅まで一緒に移動することにしました。
新学期が始まってから1〜2週間の間は授業でも試行錯誤が続きます。不確定な要素が色々とあるのですね。それが多少ともルーチンワークと感じられるようになるころには日々の仕事にも慣れて、自信満々で走り始めているのでしょう。