「手=外部の脳髄」を動かしてもらいましょう。

takuzemi2009-04-15

昨夜の雨が上がり、空は青々と晴れ上がりました。けれども強い風が吹き荒れています。1限からの授業が待っているので、朝は少々早めに家を出て大学に向かいました。
1限は「英語研究基礎演習」です。テキストは学習技術研究会編著『知へのステップ』(くろしお出版)を使っています。前回はテキストを持っていない学生諸君がほとんどでした。今回はやっと本番という感じです。ゆっくりと1章と2章の導入部分を読み進めました。毎回、ワークシートを配布して学生諸君に書き込んでもらい回収するという作業に30分ほどを当てています。教員が独演会をするのではなく、学生諸君にも極力、「手=外部の脳髄」を動かしてもらわなくてはなりません。
基礎演習のクラスにロンドン研修で一緒だった坊主頭のI君が出てきたので驚きました。出席不足で昨年度は単位を落としたため再履修をするのだと言います。I君は写真が得意です。ロンドンでの全員集合の写真を一枚貰ってしまいました。
1限の授業を終えて研究室に戻りました。授業でもフルに活用した小さなノートパソコンを立ち上げてパワーポイントのスライドを一本作りました。「文学」の第1回のハンドアウトの中の語り残しの部分をコピー&ペーストでスライドにしただけのものです。初期から中期をへて後期へといたる漱石作品の変遷を簡潔にまとめてみました。