Fさんとのお喋りも大いに楽しみました。

takuzemi2009-04-17

昨日とは打って変わって寒い朝になってしまいました。久し振りにコートを羽織って家を出ました。冷たい小雨がぱらつく曇り空の朝です。10時半には大学に着いて、先ずは研究室の勉強机の上を片付けておきました。
10時40分からは相棒のFさんとの「ランボー読書会」を頑張りました。今日もブリュネルのランボー研究書をゆっくりと読み進める作業です。Fさんの作ってきてくれた苦心の下訳を二人で検討しながら赤ペンで修正を入れていきます。ブリュネルの文章は大変に息が長くて、前後の脈絡が取りにくくなることが時にあります。水面下に潜ってしまった水泳の選手が思いがけないところに浮かび上がるような具合でしょうか。
Fさんとのお喋りも大いに楽しみました。これはまだまだ空想でしかありませんが、文教の学生諸君に読んでもらえるような文学入門の本が共同で作れたら嬉しいね・・・というようなお喋りです。
一冊の本を書き上げるのは大変な仕事でしょう。何年掛かるか分かりません。実現するかどうかも分かりません。けれども、たまには実現しそうもない夢想に耽ってみるのも悪くはありません。夢想が与えてくれる「仮定」(if)が、あるいは逆に私たちが現実に置かれている状況を照らしだしてくれるかも知れません。