3年ゼミではテキストを読み始めました。

日文科のSSさんが研究室にやって来ました。昨年度に提出した『夢十夜』についてのレポートを返してもらえるかと言います。探してみたのですが、大量の紙の山のどの辺りにあるのかが即断できません。代わりに私の講義録の一つをコピーしてお渡ししておきました。SSさんはT先生のゼミで漱石の『夢十夜』を読んでいるとのことです。ご本人が提出したレポートを読み直して、何を書いたのかを確認したかったのでしょう。
5限の3年のゼミでは『『星の王子さま』を学ぶ人のために』の冒頭の部分を読み進めました。まだゼミが始まったばかりなので流れが掴めませんが、慌てることもないでしょう。週刊朝日百科「世界の文学」からのサンテグジュペリについてのページもコピーして配布しました。(これは今日は読みきれませんでした。)
それから、山崎庸一郎訳編『サン=テグジュペリの言葉』(彌生書房)からも数ページをコピーして配布して輪読しました。この作家のレトリカルな表現の巧みさが、いくつかの断章を読んだだけで鮮やかに感じ取れます。楽しい時間でした。
体力的には風邪がぶり返して不調な状態が続いています。明日の新入生オリエンテーションを乗り切ったら一休みしたいものです。