どこかを歩いてみようかと考えました。

連休も残り少なくなっています。残念ながら今日は天気が悪くなって、外出向きとは言えません。NHKで以前、放映された「里山歩き」のテキストなどを引っ張り出して週末にでもどこかを歩いてみようかと考えました。緑の生い茂った今頃に、フィトンチッドの降り注ぐ森の中を歩いてみたら最高だろうと思います。地図を開いていくつかの里山を思い描いてみました。
里山への遠出ばかりでなく、近場の町歩きも悪くありません。「そぞろ歩き」という言葉の中には、狭まっていた意識がふわりと解放されていく楽しさが感じられます。シュルレアリストたちがパリの路地の中に思いがけないものとの出会いを発見し、「驚異」と呼んだような未知のものとの出会いがありそうです。
けれども慣れ親しんだ町の表情に安心して歩くのも悪くありません。いつもの古本屋さん、いつもの本屋さん、いつもの文房具屋さんと歩き回って、神社やお寺の境内で木々を見上げてくつろぐという時間の過ごし方でしょうか。色々な時間の過ごし方がありそうな気がします。