「三行革命」のファイルをリニューアルしました。

takuzemi2009-05-13

水曜日は朝の1限からの授業が待っています。早めに着替えを済ませて家を出ました。先日から「一日に最低でも三行以上の論文や講義録の種を書き記す」というコンセプトで「三行革命」のファイルをリニューアルしました。大学に向かう車中でも、このファイルを点検しながら過ごしました。漱石について、アラゴンについての素描がかなりのページ数になりつつあります。大学に着いて、研究室で今日の授業の教材などを点検しました。新入生向けのアンケートも実施しなければなりません。テクストは『知へのステップ』(くろしお出版)を使っていますが、今日はワークシートを配布して、実際にリーディングの工夫とトライしてもらう予定です。私自身の勉強のための工夫も学生諸君に「手の内を見せる」予定で用意しておきました。
1限の「英語研究基礎演習」では「リーディングの基礎」をテーマに授業を進めました。『知へのステップ』にはテクストを読むためのさまざまな工夫が分かりやすく記述されています。「テクストを読むのはアウトプット(生産)のためなのだ」という基本的な姿勢が打ち出されていて好感が持てます。やはり「一仕事と取り組むのだ」というモチベーションがある時にこそ、リーディングの行為も本物の行為となり、時には祝祭ともなるのではないでしょうか。